Jw_cad DOS版とWindows版 (JWCとJWWの違い)

Jw_cadのバージョンと図面ファイル

 Jw_cadは元々DOS上で動作するCADソフトであったため、そのDOS版(JWC/JW_DOS)と、現在開発が進められているWindows用に設計されたバージョン(JWW/Jw_win)が存在します。DOS版もWindows上で動作し、動作も軽く古いPCでも動きますが、現在のハードウェア上では不具合も多く、Windows版に比べて使える機能が限られるため、使用するメリットはあまりありません。
 JWC/JWWそれぞれのファイルフォーマットには互換性がなく、拡張子にはそのままの名前(jwc/jww)が付けられています。

DOS版

 DOS版はjwc形式で編集・保存し、DXF形式の図面も扱えます。

Windows版

 Windows版では通常jww形式で編集・保存し、jwc(DOS版最終バージョン)にも対応しています。jww形式を使うとJw_winの機能全てを保存でき、逆にjwc形式で保存するとJw_win機能の一部は保存されません。Windows版にもバージョン間の違いがあり、例えば古いJw_winで最新のjwwファイル形式は読み込めません。また、DXFSFC形式の読込み・保存にも対応しています。

ファイルヘッダ

 jwc/jwwファイルのヘッダ部分にはjw_cad(c)dataJwwDataの識別子が記載されていて、メモ帳などのテキストエディタで開くと確認できます。

Jw_cadで扱う図形ファイル (JWS/JWK)

JWS(DOS版)/JWK(Windows版)

 jws/jwkは、Jw_cadで使用できる図形ファイルのフォーマットです。それぞれDOS版とWindows版用であり、Jw_winからjws(DOS版)形式へ保存すると、ページ一番下のようなデータの欠落が起こります。

Jw_winでの読み込み・保存の方法

読み込み
【ツールバー > [その他(A)] > 図形(Z)】、または【図形】ボタンを押すと選択ダイアログが表示される。
保存
・ 【ツールバー > [その他(A)] > 図形登録(W)】、または【図登】ボタンを押す。
・ 範囲・基準点を選択する。(この際、[範囲選択コマンド]は使用しない)
・ 【選択確定】、【《図形登録》】を押すと保存ダイアログが表示される。
・[新規]を選択すると新規保存できる。

情報の欠落(JWW→JWC、JWS→JWK)

 Jw_winを使ってDOS用に図面・図形を保存すると、以下のようなデータの欠落(変換)が起こります。特に精度の問題は注意する必要があります。

線色7, 8
Pen6に変換される
寸法図形・ブロック図形
個々のデータに分解される
文字フォント情報
全てMS ゴシックになり、サイズもDOS版でサポートされたものになる
データの精度
全て単精度になり、誤差が大きくなる
レイヤ名・レイヤグループ名
それぞれ半角8文字(全角4文字)、半角14文字(全角7文字)に省略される