建築CAD検定試験
公式サイト: 一般社団法人 全国建築CAD連盟(AACL)
建築CAD検定試験は全国建築CAD連盟(AACL)が運営している、CAD技術の中でも建築用図面のトレースだけに的を絞った資格試験です。また、CADトレース技術だけでなく建築一般図を作成する実力も測るため、CAD技術だけでなく建築に関する基礎知識が必要になってきます。特に専門的な技術を問う試験だけあって、建築CAD業界の企業にアピール出来る資格です。
受験方法
団体受験
AACLが試験認定校として認めている教育機関に通っている人は、その学校を会場として団体受験を受けることが出来ます。年4回実施されており、団体受験という名ですが希望者1名から実施出来ます。公式サイトに試験実施校(認定校)の一覧があります。
一般受験
団体受験を受ける機会のない人は、年2回の一般受験を受けることが出来ます。この受験方法は、会場にあるPC・CADソフトを使うか、ノートPCを持参して受けることが出来ます。(要確認。)
3級/4級試験
与えられた建築図面を、CADソフトを使って正しくトレースする実力を備えているかどうかを問われる実技試験です。建築図面の要素を取り出して作成した参考図をもとに作成します。4級は難易度がやや低く、問題数が1問少なく、高校による団体受験しか受け付けていません。
- 試験時間
- 2時間
- 問題数
- 4問
- 例
- 階段平面図(S=1/30)
通り芯・寸法・通り芯記号(S=1/100)
柱・壁・間仕切壁(S=1/100)
壁と窓(S=1/30)
…など
2級試験
建築知識をもとに、CADシステムを使って建築図面を作成する実力を備えているかどうかを問われる実技試験です。
- 試験時間
- 5時間
- 図面数
- 2枚
- 例
- 設計者の描いたラフなスケッチ(S=1/100)をもとに平面詳細図(S=1/50)を完成させる
平面図と断面図(各S=1/100)から展開図(S=1/50)を完成させる
平面図、断面図、屋根伏図(各S=1/100)をもとに立面図(S=1/50)を完成させる
…など
准1級試験
建築図面(RC構造等・一部寸法指定)をもとに、建築知識と経験を駆使して完成させる実技試験です。建造物の特性を理解し、適切な判断によるトレース技術が必要とされます。
- 試験時間
- 4時間
- 図面数
- 4枚
- 例
- 配置図、1階平面図、外構(S=1/200)
2階平面図(S=1/200)
基準階平面図(S=1/200)
断面図(S=1/200)
…など
1級試験
この検定に1級試験はありません。1級認定の実力を保証するための方法・環境がまだ整っていないからだそうです。
参考書籍
建築CAD検定 公式ガイドブック
2〜4級までまとめた公式ガイドブックが毎年度出版されています。試験に必要な基礎知識や、過去問の解法がAutoCAD・Jw_cadの例で細かく掲載されています。公式ガイドブックということで、試験のポイントや採点基準も記載されているので、個人としてだけでなく教育機関の教材としても利用できる内容です。
